吉村昭著「三陸海岸大津波」の第1章は、「明治二十九年の津波」という題である。明治の二十九年は西暦でいうと1896年。日清戦争の2年後にあたる。三陸の漁師たちが「前例をみない大漁」に湧いていたこの年、まだ梅雨が明けていない6月、当時の日本観測史上、…
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