正岡子規と「坂の上の雲」の感想文

寺本匡俊 1960年生 東京在住

2014-08-21から1日間の記事一覧

山地忠七  (第15回)

幕末のころ土佐の侍に山地忠七という若者がおった。殿の身の回りのお世話係を命じられ、参勤交代で江戸で働いていたころ、田舎からの手紙で母が重病であることを知った。忠七は朴訥な父と孟母のごとく厳しい母の教育を受けて育った。 例えば子供のころ鬼ごっ…