正岡子規と「坂の上の雲」の感想文

寺本匡俊 1960年生 東京在住

2014-10-05から1日間の記事一覧

海の向こうから戦がやってきた  (第30回)

奥浜牛の故郷、粟国島の人々は出稼ぎに出る人が多くて進取の気性に富んでおり、彼もその一人であったと作者は書く。まだ船主になるほど裕福ではなく借り船だったというから、農業でいうと小作農のようなものか。当時の彼は那覇に住み、山原船に雑貨を積んで…