正岡子規と「坂の上の雲」の感想文

寺本匡俊 1960年生 東京在住

2014-11-21から1日間の記事一覧

啄木と老将軍  (第38回)

小説「坂の上の雲」を読み始めると、最初に出てくる人名は正岡子規である。例の十五万石の句が松山の紹介に使われている。子規にはトップ・バッターの資格がある。彼がいなければ、この小説は書かれなかったはずだ。では二番目の名は誰のものか? 秋山兄弟を…