正岡子規と「坂の上の雲」の感想文

寺本匡俊 1960年生 東京在住

2015-09-19から1日間の記事一覧

明治三十四年九月  (第67回)

正岡子規の日記「仰臥漫録」は、明治34年の9月に書き始められている。最後に入っている日付は翌年の7月で、その翌々月に他界している。なぜ、これを書き始めたのか、私の知る限り彼は理由を明らかにしていない。題名の通り、容態が寝たきりになったことは明…