正岡子規と「坂の上の雲」の感想文

寺本匡俊 1960年生 東京在住

2017-02-24から1日間の記事一覧

国家を益し兵士を利す  (第98回)

前々回に書き留めた内藤鳴雪先生の句、「君行かば山海関の梅開く」は、ただ単に名所を織り込んだものではなく、子規が従軍した近衛師団が、ここに行く予定という噂があったからだ。後日触れるが、この噂のことは子規自身が「従軍紀事」に書き残している。 私…