正岡子規と「坂の上の雲」の感想文

寺本匡俊 1960年生 東京在住

2017-11-01から1日間の記事一覧

高崎山  (第146回)

当初は固有名詞がなく、二〇三高地と同様に海抜を示す「一六四高地」と呼ばれていた小さな山は、「高崎の歩兵第十五連隊がおびただしい出血の挙句に奪取した」(「殉死」)ため、高崎山と名付けられた。 前回も引用した「坂の上の雲」文庫本第五巻の巻末地図…