正岡子規と「坂の上の雲」の感想文

寺本匡俊 1960年生 東京在住

2018-08-25から1日間の記事一覧

柳樹房  (第176回)

明治三十七年(1904年)十二月一日は、児玉源太郎にとって多忙を極める日になった。このブログで前回、「坂の上の雲」は「先の大戦批判でもある」としつこく書いたのは、今回の児玉の出張も、そういう観点から読んでみたいからだ。 児玉を乗せた汽車が、満洲…