正岡子規と「坂の上の雲」の感想文

寺本匡俊 1960年生 東京在住

子規が眺めた雲  (第90回)

 別件で忙しく、こちらのサイトをしばらく休んでいます。今日は天気が好く、かつて子規が散文に写生していたとおりの雲と空が拙宅からも見えましたので、書き残しておきたくなりました。写真の真下のビル街に、かつて子規や家族が住んでいました。本日撮影。





「雲は木立の上すこし隔たりて地平線にそいて長く横に長引きたるが、上は山のごとく高低ありて、下は截りたるごとく一文字に揃えたる、絶えつ続きつ環をなしてわれを囲みつ、見渡す限り眉墨ほどの山も無ければ、平地の眺めの広き、我国にてはこれほどの処外にはあらじと覚ゆ。胸開き気伸ぶ。」(車上所見)




(おわり)






先週は、同じ場所に虹も出た。
(2016年8月19日撮影)



































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