正岡子規と「坂の上の雲」の感想文

寺本匡俊 1960年生 東京在住

2019-11-01から1ヶ月間の記事一覧

車上所見  (第191回)

今回から、もう一つ、子規の随筆の感想文を掲げます。好きな文章なので丁寧に読む。最初に読んだのは、いまも所蔵している筑摩書房の「ちくま日本文学040 正岡子規」の収録作品です。もっとも、この文章の後半はすでに、何回か断続的に話題にしているのです…

音無川  (第190回)

前回に引き続き、子規の随筆「そぞろありき」の地理案内などです。この散歩の最初と最後のあたりで、彼が渡ったはずの川の名前も出てくる。音無川といいます。今は暗渠になっていて、川面は見えません。NHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」の最終回で、根岸に…