正岡子規と「坂の上の雲」の感想文

寺本匡俊 1960年生 東京在住

2014-08-30から1日間の記事一覧

須磨  (第19回)

文庫本第二巻の「須磨の灯」は、どうやら最初は子規の「病」、続いて虚子の「子規居士と余」、さらに漱石の日記が主な種本になっているようだ。子規は念願の日清戦争の従軍記者になった。陸羯南社長は子規の体調を慮って渡航を許さなかったのだが、記者団に…